まだまだおうちで過ごす時間が長いこの頃。以前のようになかなか温泉には行きづらい状況ですから、自宅で気軽に温泉気分が味わえるアイテムがあったら嬉しいものです。今回は、そんな願いを叶えてくれる本格入浴剤「温素 琥珀の湯」を紹介します。
本格入浴剤「温素」
温素 琥珀の湯を販売する「アース製薬」は、おなじみの「バスロマン」や「温泡」など様々なラインナップを展開していますが、その中でも特に温素は温泉の湯ざわり・温浴効果の再現にこだわった本格志向の入浴剤となっています。
パッケージの見た目からして厳かな雰囲気が漂っていますよね。実は温素にはもう一つ姉妹品として「白華の湯」という商品も発売されているのですが、今回は実際に筆者が試した「琥珀の湯」について紹介していきます。
“美人の湯”として知られる「モール泉」を再現した入浴剤
モール泉とは、植物性の有機物を含む温泉のことで、一般的な鉱物性温泉に比べて世界でも珍しく、アルカリ性でなめらか、つるつるとした湯ざわりが特徴です。日本におけるモール泉は北海道の「十勝川温泉」がよく知られています。香りは「心和む和漢茶の香り」。お湯の色は「輝く琥珀色(透明)」と表記されています。
温素の持つ効果
有効成分:アルカリ温泉成分(炭酸ナトリウム)、温泉成分(炭酸水素ナトリウム)
この2つを配合することで実際に温泉に入っているかのような温浴効果となめらかな湯触りを再現しています。
さらに、保湿成分として5つの植物成分(ゴボウエキス、ヨモギエキス、シラカバエキス、ドクダミエキス、チャエキス)がプラスされています。
医薬部外品の指定を受けているため、疲労回復、あせも、しっしん、にきび、ひび、あかぎれ、しもやけ、荒れ性、うちみ、くじき、肩のこり、神経痛、リウマチ、腰痛、冷え性、痔、産前産後の冷え性などにも効果があります。
「温素 琥珀の湯」の口コミ評価
化粧品口コミサイトを参考に、商品の評判をまとめてみました。
ポジティブな口コミ
- すぐ汗がでてきて、とても温まりスッキリする。
- 湯触りが別格。温泉みたいにとろりとしている。
- 体が温まり、ツルツル肌になれる。
ネガティブな口コミ
- 香りが強いのが気になる。
- 独特の香りが苦手で子どもが嫌がる。
効果を感じられたという口コミが多数見られ、全体的な評価はかなり高い様子で期待できそうです。しかし、香りが独特で好みが分かれそうという意見もみられました。
実際に温素を使用してみた感想
中身は赤茶色のさらさらした粉状です。蓋の内側に1回分使用量のラインが記されています。蓋を開けた瞬間に、薬草や漢方を思わせる独特な香りが漂い、錠剤タイプ、炭酸入浴剤タイプを普段使用している方は違った印象を持つはずです。

温素を投入!

浴槽を手でかき混ぜます。
手でかき混ぜると、全体に透き通った琥珀色に変わりました。入浴剤にしては少し珍しい色ですね。
実際に浸かってみると、肌にまとわりつくようなとろとろと柔らかい湯ざわりに変わり、まさに温泉に浸かっているような気分でとても気持ちが良いです。
肌に触れるとつるつるした感触が分かるのには驚きました。温浴効果も素晴らしく、少し浸かっているだけでも汗がじわじわと出てきて全身の血行が促進されているように感じます。冷え性ですぐに足先が冷えてしまうような方でも、入浴後は全身ポカポカの状態が長く続きします。さらにしっかりと温まったおかげか体もスッキリ軽く、いつもよりぐっすり眠ることができ、まさに良いことづくめです。
入浴後も肌がしっとりしていたので、乾燥の気になる季節や寒い時期にはピッタリの商品だと感じました。香りに関する指摘は多かったものの、漢方の匂いが苦手でなければ気にならないはずです。良い意味で温泉らしい香りという印象です。これまで数々の市販の入浴剤を試してきましたが、温泉の再現度、温浴効果ともにトップクラスの入浴剤といえます。
温素 琥珀の湯がおすすめな方
本格的な温泉気分を味わいたい人はもちろん、乾燥肌の人、たくさん汗をかきたい人、冷え性の人にもおすすめです。疲れがたまった時や、自分へのご褒美など様々なシーンでの使い方が出来ます。
ただ、薬草や漢方を思わせる香りなので、口コミの通り好き嫌いが分かれるかもしれません。香りは強めで入浴後もしばらく身体に残る傾向がありましたので、苦手な方は避けた方がいいかもしれません。
粉末入浴剤にしては少し料金はお高めですが、いわゆる一般に売られている普通の入浴剤とは異なる効果を感じたので、ご両親へのプレゼントや自分へのご褒美におすすめです。自宅で温泉気分を味わってみたい方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
PROFILE

- 炭酸入浴剤のセカイ 編集長
-
不動産販売・管理・経営を経て、某コンサルティング会社役員。現在30歳。日々の業務に忙殺され、自分を見失いかけていた頃に炭酸入浴剤「ホットタブ」と出会う。入浴、睡眠、体調管理の重要性を知り、炭酸入浴剤のセカイへ。保有資格:入浴検定、宅地建物取引士、管理業務主任者
ベストオブ入浴剤:薬用ホットタブ重炭酸湯
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