敏感肌や乾燥肌などお肌の悩みを抱えている場合、入浴剤選びは慎重になりますよね。シュワーっと泡立つような炭酸入浴剤は、気持ち良さそうだけれど、なんとなく刺激が強そうなイメージをもつかもしれません。実際のところ商品により異なりますが、気持ち的に、スキンケアタイプのとろみのある入浴剤を求める方が多いかと思います。
そこで、敏感肌や乾燥肌、アトピー性皮膚炎にお悩みの方におすすめしたい入浴剤があります。花王から発売されている「キュレル」シリーズの入浴剤です。実際に皮膚科やエステなどでも、市販されている入浴剤にも関わらずキュレルシリーズに対して好意的な方が多くいらっしゃいます。
今回は、実際にキュレル入浴剤を使用した感想と評価をもとに、商品の内容やポイント、特におすすめしたい人のタイプについてご紹介します。
花王「キュレル」入浴剤とは
花王の「キュレル」入浴剤を使うと、湯上がりの乾燥しがちなお肌がしっとりと潤います。乾燥しやすいお肌の人にピッタリの入浴剤です。
使用感は、とにかく「しっとり」。湯船につかってお肌を触ってみると、ツルツルとした感じと、お湯も少しとろみが出るタイプです。肌への刺激もなく安心して使用できます。同じく花王から「ビオレu」のバスミルクもラインナップとして発売されています。どちらかというとビオレuの方が保湿力は高いものの多少ケミカルよりではあります。
わが家の息子たちは、赤ちゃんのころからアトピー性皮膚炎と診断されています。全身の肌が乾燥しがちで、大人とちがい、子どもはかゆみをガマンできません。冬の季節は、乾燥肌にとってつらい季節です。全身のお肌がカサカサしたり、かゆくなったりします。かかりつけの皮膚科医からは、冬場の入浴は、ぬるめのお湯で15分以内にするように指導されています。40度以上の熱めのお湯は気持ちが良いのですが、乾燥肌にはかゆみを引き起こす原因になります。
しかし、わが家の息子はお風呂大好きっ子。
放っておくとずっと湯船に浸かりながら遊んでいるので、つい長風呂になってしまいます。そんな日は、お風呂から上がるとかゆみが出てしまうこともしばしば…。楽しいお風呂タイムを続けてあげたいと思い、入浴剤を使用することにしました。そこでおすすめされた花王の「キュレル」入浴剤を使ってみることにしたのがきっかけです。特に寒い冬場は、だいたい2日に1度の頻度で使用しています。湯上がりのしっとり肌でかゆみが出にくく、大満足しています。リーズナブルで、続けやすい価格が大手メーカーだからこそできることだと感じています。
花王「キュレル」入浴剤の特徴
信頼できる大手の花王と「キュレル」シリーズの特徴について
花王は日用品・化粧品の大手メーカーで、さまざまな商品を製造していることで有名です。中でも「キュレル」は、「乾燥性敏感肌を考えた」と製品に記載されている通り、乾燥や敏感肌で悩んでいる人に向けの商品です。「キュレル」はシリーズ化されていて、入浴剤だけではなく、ボディーソープや洗顔料、スキンケアやメイク用品まで、幅広い商品が販売されています。
キュレルシリーズに共通しているのが「セラミドケア」に特化している点。セラミドとは肌の潤いを保つ働きをする成分で、お肌の水分や肌細胞をつなぎとめる働きをします。数ある美容成分の中でもセラミドが最も保湿力があると言われています。「キュレル」入浴剤は、肌の必須成分であるセラミドの働きを助けます。赤ちゃんから使用可能なことも安心できます。
「キュレル」入浴剤の使い方
「キュレル」は液体の入浴剤で、ボトルタイプの内容量は、420mlです。これは、浴槽のお湯(180Lから200L)に対して、約14回分です。
使い方は、かんたんス3テップです。
- 浴槽にお湯を溜める。
- キャップを開けて、ボトルを両手で持ち、目安の線まで液を押し出す。※必ずフタを開けてからボトルを押して下さい。
- 3.ボトルを逆さまにして、浴槽のお湯にキャップに入った液を入れ、かき混ぜる
わが家は、次男がまだ小さいため、湯船のお湯は少なめに入れます。キャップに記載されている目安の量(30ml)より、少し少なめに使用しています。冬場は、2日に1回の割合で使用するので、約1か月使えます。
子どもたちは、透明の液体が湯船に入った瞬間に、白い色に変わるのがとても楽しいようで、「マジックだー!」っと、言いながら、入れています。
花王「キュレル」入浴剤の購入方法
「キュレル」入浴剤は、ドラッグストアやインターネットで購入できます。スーパーは、大きめのスーパーであれば取り扱いがあると思います。詰め替え商品もありますので、お得に使用することもできます。
花王「キュレル」入浴剤がおすすめの人とは?
花王「キュレル」入浴剤は、赤ちゃんから使えるお肌に優しい入浴剤です。特におすすめしたいタイプの人は、以下の3つです。
- 乾燥肌の人
- 敏感肌の人
- 刺激が嫌いな人
とにかく肌にやさしく、敏感肌の人におすすめです。アトピー性皮膚炎の人は、かかりつけの皮膚科医と相談の上、使用することをおすすめします。私も乾燥肌でしたので分かりますが、肌の症状って本当に人によって様々です。Amazonのキュレルのレビューを見てみると、見事に二分しているのが分かります。いわゆる「体質」で片付けてしまうと雑なように思えますが、趣味・嗜好、味覚・嗅覚が人によって異なるように肌もバラバラであることが基本です。
特に使用し始めのタイミングに気をつけてください。お肌のコンディションがなるべく良いときがおすすめです。赤みやひっかき傷があると、刺激を感じる場合がありますので要注意。
特に気になる方は、「“重”炭酸入浴剤」の検討もおすすめします。重炭酸入浴剤は、シュワシュワと炭酸がいきおいよく発泡するものではなく、炭酸が湯中に溶け込み、塩素中和、水質中性化に導き、めぐりを整える働きのある特別な入浴剤です。日本で唯一保険適用がある温泉施設、大分県竹田市のクアパーク長湯も、炭酸泉が泉源です。
[まとめ] キュレルで新しい入浴習慣
花王「キュレル」入浴剤は、乾燥してお肌がピリピリしやすい人におすすめの入浴剤です。刺激が少なくしっとりと潤い、湯上がり後の乾燥を抑えます。普通肌の方も、冬場の乾燥が強い季節にしっとりと癒しを得たいときにおすすめです。
参考:花王 キュレル(公式)
PROFILE

- 炭酸入浴剤のセカイ 編集長
-
不動産販売・管理・経営を経て、某コンサルティング会社役員。現在30歳。日々の業務に忙殺され、自分を見失いかけていた頃に炭酸入浴剤「ホットタブ」と出会う。入浴、睡眠、体調管理の重要性を知り、炭酸入浴剤のセカイへ。保有資格:入浴検定、宅地建物取引士、管理業務主任者
ベストオブ入浴剤:薬用ホットタブ重炭酸湯
この著者の最新の記事
温泉・銭湯・サウナ2021.05.21箱根小涌園ユネッサンのお風呂・温泉の種類を解説
お風呂の基本知識2021.05.21世界共通語「OFURO」~日本と海外のお風呂習慣 どうしてこんなに違うの?
温泉・銭湯・サウナ2021.04.15ご近所銭湯を120%楽しむ方法!コロナ渦の銭湯事情はどうなっている?
温泉・銭湯・サウナ2021.04.15【コンビニより温泉が多い町】大分県別府市の町の人々は温泉をどう見ている?