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【犬の温泉入浴の効果と注意点】温泉好きは人間だけじゃない!愛犬と一緒に温浴する際の手順

毎年冬のニュースで、ニホンザルが温泉に浸かっている姿が見られます。みんなで固まってお湯に入っている様子がまるで人間のようで、見ているだけで癒されますよね。

実は温泉に入るのは、私たち人間やニホンザルだけに限りません。「鹿教湯(かけゆ)温泉」、「馬立(うまだて)温泉」など、動物の名前の付いた温泉地が多いことから分かるように、さまざまな野生動物も古来から温泉を利用してきました。

では、ペットである「犬」の場合はどうでしょうか。この記事では、犬が温泉に入ることのメリット、入浴の際に気をつけたいポイント、実際に利用する際の手順などをご紹介します。

犬の温泉入浴による効果

猿や鹿などの野生動物は、冬の寒さをしのぐとともに、傷を癒やすうえで温泉が効果的だということを本能的に知っています。例えば、野生の猿が入浴することで有名な長野県「地獄谷温泉」の泉質は、硫黄泉として、ナトリウム・カルシウム、硫酸塩・塩化物温泉とあって、たいへん傷に効く温泉と言われています。(参考:日本温泉協会|地獄谷温泉

犬の場合にも、温泉入浴によってさまざまな効能が期待できます。これからそのいくつかを見ていきましょう。

血行促進効果

私たちも温泉に浸かった後は、身体がポカポカしてとっても気持ち良い状態がしばらく続きますね。これは温浴効果で体温が上昇し、血管が膨張して身体中の血行が良くなるからです。同じように、犬が温泉に入った時も体温が少し上昇し、血行が良くなるようです。

血行が良くなると新陳代謝がアップし、身体の中の老廃物や痛みの原因物質が排出されやすくなります。筋肉がほぐれ、関節の痛みなども和らげる効果が期待できるのです。余分なものを排出した代わりに新たな酸素や栄養素を吸収しやすくなり、疲労回復にもつながります。

皮膚トラブルの予防

温泉に入った後はお肌がつるつるになったと感じることが多いですね。実は犬の皮膚トラブルを予防するのにも温泉入浴はおすすめです。

温泉にはさまざまな泉質がありますが、「美人の湯」として知られる炭酸水素塩泉や高アルカリの温泉は特に効果的。入浴することによって、余分な汚れや脂を流すことができ、皮膚を清潔に保てると言われています。

また、高アルカリ泉の湯は、高い殺菌作用があります。高アルカリ性の温泉に浸かって皮膚表面を殺菌することで、真菌性のものや細菌による皮膚トラブルの改善が期待できますよ。

精神的効果

ニュースで見る温泉入浴中のニホンザルたちはみんな、目を細めてとっても気持ちよさそうな表情が印象的。温泉好きな犬も、入浴中は眠ってしまいそうなほどにリラックスした様子を見せてくれることがあります。

温泉に限らずお湯に入ると浮力作用で筋肉や関節がほぐれ、身体も心も自然と開放的になるもの。また、温熱効果で血行が良くなることにより、鎮静作用のあるエンドルフィンが分泌されて痛みを和らげるので、リラックスにつながります。

犬を温泉に入れる際の注意点

温泉は犬にとってもさまざまな効果が期待できますが、入浴の際にはいくつか注意したい点もあります。安全な入浴のポイントと、入浴そのものを避けたほうが良いケースを考えておきましょう。

無理強いは禁物

1つ目の気をつけたいポイントが、無理強いをしないこと。日頃のシャンプーや入浴が好きな犬であっても、普段と違うシチュエーションの温泉入浴に恐怖を感じて拒否反応を示すケースもあります。犬の気持ちを無視して無理やりお湯に入れてしまうと、リラックスどころかストレスを与えてしまうことになります。

少しずつ環境に慣れさせて様子を見、嫌がるようならすぐ出してあげるというスタンスで臨みましょう。

温度と時間

犬にとっての適温とペースを守ることも意識するべき大切なポイント。お湯の適温は36~38℃くらいです。これは人間にとっては結構ぬるめと感じる温度です。犬と人間の浴槽は別になっていることが多いので、犬の浴槽の温度を事前にチェックしてから入浴させてあげましょう。

また、長時間の入浴は避けるのが良いでしょう。犬の皮膚は薄くてとてもデリケート。長時間入浴することで、余分な脂だけではなく皮膚を保護するのに欠かせない皮脂まで落ちてしまうことがあります。そうなると乾燥して皮膚トラブルが起きてしまう可能性も。犬の入浴は長くても15分程度にとどめてください。赤ちゃんと同じで、体積、皮膚面積が小さいと、温度の影響を受けやすく、大人と同じ温度では大きな負担となってしまいます。

温泉を避けたほうが良い場合

中には温泉入浴を避けたほうが良い犬種もいます。それは、呼吸や心臓などのトラブルを抱えているケース。呼吸器系、循環器系などの病気や、悪性腫瘍などの持病を抱えている場合、身体に負担がかかってしまう危険性があり、注意が必要です。

病気予防のワクチンを接種していなかったり、ノミやダニの寄生予防をしていなかったりする場合も、温泉利用は控えるのがベターです。温泉は温かい環境のため、ノミやダニが生息している可能性も。また、犬用の温泉施設はいろいろな犬が使用しています。伝染病など万が一の事態に備え、ワクチンを必ず接種しておきましょう。

犬の温泉入浴の手順

温泉入浴の効果と注意点を確認したところで、実際に入浴する際の手順もシュミレーションしておきましょう。

ブラッシング

普段のお風呂の際と同様、入浴前にブラッシングを行います。コームやブラシを使って余分な毛を取り除いておきましょう。

トイレ

温泉の中で粗相をして洗い場やお湯を汚してしまうのを避けるため、トイレマナーにも気をつけたいものですね。施設に入る前にトイレを済ませておくとスマートです。

身体を洗う

人間もかけ湯をしたり、身体を洗ってからお湯に入るのが温泉マナーですね。犬の場合も汚れたまま入るのは、衛生面から言っておすすめできません。身体を洗い、きれいな状態にしてから温泉へ入れてあげましょう。

抜け毛や汚れを落とす

使用後は軽くお掃除をして、次のお客さんが気持ちよく使えるように心がけたいですね。犬の抜け毛をシャワーで流し、汚れなどが残っていないかしっかりとチェックしましょう。

乾かす

入浴後は自然乾燥に任せるのではなく、必ずしっかり乾かします。きちんと乾いていないと、雑菌が繁殖して皮膚トラブルのもとになったり、身体が冷えて体調不良を引き起こしたりします。タオルドライとドライヤーを併用し、被毛の根元部分まできちんと乾かすのがポイント。

まとめ

最近では、ペットと一緒に利用できる温泉施設や宿がどんどん増えています。温泉の気持ち良さを感じて心身ともにリラックスできるのは、私たち人間もペットの犬も同じです。マナーや注意事項を十分守ったうえで、愛犬と一緒に贅沢な温泉体験ができたら嬉しいですね。

また、温泉に行くのが難しい場合は、ワンちゃん専用の入浴剤も多く発売されています。私はホットタブシリーズの「グルーミングタブ」をよく利用しています。これは愛犬家でも知られ今では6匹ものワンちゃん(うち2匹は保護犬)を飼育しているMLBで活躍するダルビッシュ有投手も愛用しているペット専用炭酸入浴剤です。中性・塩素中和の炭酸泉であるため、デリケートなワンちゃんでも使うことができます。

PROFILE

シュワちゃん
シュワちゃん炭酸入浴剤のセカイ 編集長
不動産販売・管理・経営を経て、某コンサルティング会社役員。現在30歳。日々の業務に忙殺され、自分を見失いかけていた頃に炭酸入浴剤「ホットタブ」と出会う。入浴、睡眠、体調管理の重要性を知り、炭酸入浴剤のセカイへ。保有資格:入浴検定、宅地建物取引士、管理業務主任者
ベストオブ入浴剤:薬用ホットタブ重炭酸湯

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