炭酸入浴剤と言ったら「ホットタブ」と表現しても過言ではない、代名詞的存在のブランドです。ホットタブは私が長年愛用している炭酸入浴剤で、日々の仕事のパフォーマンス、集中力の維持、体調管理に欠かせないライフツールとなっています。
昨今の「免疫ブーム」において日々のバスタイム、炭酸入浴剤の存在がひときわ注目を浴びておりますが、同時に誤った理解・方法で入浴している方も少なくありません。本記事では、一人でも多くの人に炭酸入浴剤に対する正しい理解と、ホットタブの魅力について伝えていきたいと思います。
[管理人完全主観]ひいき目レビュー
まずは、科学的な根拠というより、当サイト管理人シュワちゃんの個人的な「感想」をお話します。
ホットタブに出会って5年。季節を問わず、むしろ暑い夏こそお風呂をためてホットタブの入浴を楽しんできました。まず体の変化として感じ始めたのは、髪の毛です。家の中で見かける抜け毛の量が圧倒的に少なくなり、美容院の人から「ヘアケアは手間をかけているんですか?」「こんなに髪の毛のハリコシがしっかりした方はあまり見ません。」と言われるようになりました。また奥さんも髪の毛の変化をすぐに感じて、「枝毛が減った」「指が通る」としきりに話すようになりました。
次に感じたのがお風呂上りの体温の変化です。水道水を沸かしたお湯を溜めた浴槽では感じられなかった温感の持続は、プラシーボでもなんでもなく、事実として感じるようになりました。赤ちゃんの体温が高く維持されているのは、体を外敵から守るための免疫という説が有力です。最近の情勢下ではようやく免疫にスポットを当てた商品や生活習慣が注目されるようになりましたが、ホットタブもそれを手助けする働きがあります。
信頼できる 安心して使えるということ
ホットタブは、塩素を中和し、phを中性に保ちます。また香料などは含んでいないため目に入っても口に入れても問題ありません。「赤ちゃんでも大丈夫」と明記されています。炭酸入浴剤としての効果ではなく、この当たり前のことが実は安価な炭酸入浴剤(例えばきき湯、メディキュアなど)は補えていません。香料が含まれていて顔をすすげませんし、赤ちゃんと一緒だと少しはばかられます。
ホットタブはメーカーの方も顔が見え、中途半端なモデルではなく、現役バリバリのスポーツ選手や意識の高い方が使用されているのも信頼に値します。リオオリンピックでは選手村の施設にこれを導入したり、プロサッカーチームが施設に導入したという話も聞き驚きました。体に繊細なアスリートがリカバリーのために使用しているということは、やはり根拠の裏付けの他ならないといえます。
私はアスリートでもなんでもありませんが、体調管理や口に入れるものについては少し敏感です。ホットタブを使い始めてからは体のバランスが整い、日々の仕事のストレス、寝付きやすさ、疲労の感じやすさなどは変化を感じます。ホットタブは「医薬部外品」として、効果効能が謳える商品です。冷え性・疲労回復・腰痛・肩こりなど、もちろん個人差はあれど、しっかりと認められた成分と認可がある製品です。
ホットタブの評価ポイント
ここからは「感想」ではなく具体的・科学的に、ホットタブの魅力、他の炭酸入浴剤には評価ポイントを3つ紹介します。
124時間効果持続 重炭酸イオンの力

ホットアルバム炭酸泉タブレット公式ページより引用
ホットタブの最も優れているポイントは、炭酸ガスが外に逃げず効果が持続するということです。
通常の炭酸入浴剤は、炭酸ガスが空気中に逃げしまうため効果の持続が最大2時間程度(参考:きき湯)。しかしホットタブの場合は24時間効果が持続します。
発生した炭酸ガスが水素イオン、重炭酸イオンに変化し、お湯の中に溶け込むことで炭酸ガスの効果を実感できる時間が持続します。
そもそも炭酸ガス系の入浴剤は、非常に小さい分子構造である炭酸ガスが、毛細血管内に入りこみ体内のNO(一酸化窒素)を増やす働きを持ちます。これによって全身の血流が拡張され、体が温かく維持される仕組みです。しかし、気体である炭酸ガス系の入浴剤は液体系の入浴剤と違って効果の持続時間が短く、家族全員で炭酸入浴剤を楽しむには「2時間」はあっという間です。
この重炭酸イオンの仕組みはホットタブの特許であり最大の特徴です。ゆっくり家族全員で炭酸バスタイムを楽しみたい場合、ホットタブは非常におすすめです。
2使い続けるだけで浴槽がきれいになる
ホットタブには、クエン酸と重曹(炭酸水素ナトリウム)が含まれています。これらはよくお掃除の裏技などで使われる機会の多い組み合わせです。表皮の汚れを分解してくれる働きがあるように、湯垢や石けんカス、浴槽にこびりついた汚れを自然と除去してくれます。
逆に初めてホットタブを使用する方は、浴槽汚れがお風呂の中に浮き出てくるので気を付けてください。2回目以降は使い続けるほどきれいに保たれ日々のお掃除の手間も省き、化学物質を使用していないためそのまま流しても環境にも優しい設計です。
3塩素中和・中性に保ちながら炭酸ガスの効果を維持
ホットタブには塩素を中和するビタミンCやクエン酸、アミノ酸類が含まれているため、肌や髪の毛に影響を与える塩素を除去する働きがあります。また、炭酸泉で有名なドイツの療養泉と同じpH6.7~7.1の中性に維持されており、肌に優しい設計になっています。写真は、水道水(左)とホットタブを溶かした後のお湯(右)をDPD試薬で測定した様子です。残留塩素に反応すると色がピンク色に変化します。写真だと、水道水が反応し、ホットタブが塩素を除去しているのが分かります。
また本来、炭酸ガスというのは中性の状態では存在することができませんが、ポイント1で解説したように炭酸ガスが重炭酸イオンに変化してお湯の中に溶け込まれていることから、効果と持続時間を兼ね備えることができます。
塩素中和・中性の維持・炭酸ガスの効果
この3つの効果を同時に入浴剤でかなえることができるのはホットタブだけです。
こんな人にホットタブはおすすめ!
良質な睡眠を取り入れたい
一般的に入浴の行為自体が睡眠の引き金になることは、多くの論文で明らかにされています。入浴、温水シャワーを浴びることで、眠りまでの時間が改善され、総合的な睡眠時間も向上。どんな不眠の改善方法よりも「睡眠の1~2時間前に入浴を行う」ことが有効とされています。
温浴したり温水シャワーを浴びることで、身体の深部から外側に向かって血液の循環が促され、身体深部の熱が効率よく放出され、体温が下がる。体温が下がることで脳に睡眠の指令がわたり、1~2時間以内に睡眠へいざなう。
この人間の仕組みとホットタブの働きをうまく組み合わせることで、より眠りやすく、寝付きを整えることが可能です。特にホットタブの場合、体全体を保湿・保温のベールで包み、湯冷めや乾燥から守ります。眠りまでにゆっくりと保温してくれるためさらに寝付きが整います。
4人以上の家族
一般的な炭酸入浴剤は効果が短く(2時間程度)、家族1人あたりの時間を考えると3人が限界です。次々とお風呂に入ればいいのですが、夕食を間に挟んだり、テレビのきりが悪く入るのが遅れたり、ご家庭に女の子のお子さんがいたりすると、最後の人は搾りかすのような炭酸入浴剤の効果しか得られません。
追加で入浴剤を入れるという手もありますが、安価なものだと大概香料などが含まれているため、その分は2倍になります。小さなお子様がいるとあまり喜ばしい浴槽環境とは言えません。
このように時間に追われながら、成分を気にしながらのバスタイムであれば、最初から入浴剤を入れるべきではありませんし本来の入浴の形でもありません。余裕をもつためには24時間効果が持続するホットタブがおすすめです。
体のケア、疲労回復が目的
ここ3年近く、入浴剤はHot Tabの重炭酸湯を使っています😄
色々試した中でなぜかこれに落ち着いていたんですが、数ヶ月前に重炭酸についての本を読んでからより使うようになりました!
本当に身体が温まるので冷え性の人にもいいかもしれませせん。https://t.co/Wu9yZnwazJ pic.twitter.com/FMu5kewJZN— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) February 17, 2021
ホットタブは多くのアスリートに愛用されています。最近ではMLBで活躍するるダルビッシュ有投手がSNSで紹介したことでも知られています。ダルビッシュ選手といえば、野球はもちろんですが体の仕組みや、体づくりに関しても非常に詳しく、その界隈では有名な方です。
また同じくMLBの前田健太投手や、ジャイアンツの坂本勇人選手なども使用しているといいます。リオオリンピックでは選手村施設に炭酸入浴施設ができたりと、炭酸ガスが持つ筋肉リカバリーの効果がアスリートの中で非常に注目されています。
実は同じ、ホットタブとBARTH
「炭酸入浴剤」といえば、ホットタブとBARTH(バース)がまず頭に浮かびます。BARTH入浴剤は、雑貨屋さんやドラッグストアで最近見かける機会も多くなってきました。ただこの両者、実は同じ製造元であることをご存じでしたでしょうか。
BARTH入浴剤はホットタブのメーカーであるホットアルバム炭酸泉タブレットのいわゆるOEM商品。パッケージが異なるだけで中身は同じ。硬度や配合の割合、製法が微妙に異なるだけで、ホットタブから派生した商品です。タブレットだけを目視で比較しても全く分かりません。
ホットアルバム炭酸泉タブレットのOEMとして知られている商品
- BARTH(バース)
- ベビタブ
- クアオルト
- ホットヒーリングSPA 他
[まとめ]ホットタブレビュー
- 髪質や体の温感はすぐに変化を感じる
- ホットタブの最大の特徴は重炭酸イオンにより炭酸ガス効果の持続時間
- 塩素中和・中性の水質を維持しながら、炭酸ガスの効果を水中に溶け込ませることができる
- 無香料・無着色 赤ちゃんでも肌の弱い方でも使える
- 大家族なら安価な炭酸入浴剤だと逆にコスパが悪い
- アスリートから絶大なる信頼、ダルビッシュやマエケンも愛用
- BARTHも製造元はホットタブのメーカー
PROFILE

- 炭酸入浴剤のセカイ 編集長
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不動産販売・管理・経営を経て、某コンサルティング会社役員。現在30歳。日々の業務に忙殺され、自分を見失いかけていた頃に炭酸入浴剤「ホットタブ」と出会う。入浴、睡眠、体調管理の重要性を知り、炭酸入浴剤のセカイへ。保有資格:入浴検定、宅地建物取引士、管理業務主任者
ベストオブ入浴剤:薬用ホットタブ重炭酸湯